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健やかな60代を迎えるために・・・禁煙のススメ

健やかな60代を迎えるために・・・禁煙のススメ

昔に比べ喫煙する人は男女共に減っていますが、それでもまだたばこを手放せない人も多数います。

百害あって一利なしのたばこをやめるため、そして60代を健康な状態で迎えるためにも、50代で禁煙したいもの。
やめるきっかけとなるよう、たばこの害をご紹介します。

全体的には減りつつある喫煙人口

2015年の調査では、男女合わせて2,084万人もの喫煙者がいて、女性に限っては6万人増加しています。それでも全体的には喫煙者数は対前年比で57万人減少しています。
理由は喫煙の害についての情報が行き渡っていること、社会的に禁煙方向へシフトしていることなどが考えられます。

たばこの引き起こす依存症

たばこによる害というと肺がんのイメージが強いですが、肺以外のがんにもかかる可能性が高いのです。というのはたばこの煙は数千種類の化学物質を含んでおり、発がん性物質も60種数えられるほど、害のあるものなのです。
また、タバコに含まれる「ニコチン」はヘロインよりも依存性が高く、禁断症状の強さもコカイン以上。たばこをやめられない人は、このニコチン依存症であることを認識しておきましょう。

知っておきたいたばこの害

たばこはがんの原因にもなる他に、血管を硬化させるため血圧が上がり、脳卒中のリスクは非喫煙者に比べて3倍以上になります。動脈硬化も進み、冠動脈も詰まりやすくなることから、心筋梗塞リスクが非喫煙者に比べて3倍前後になります。うつ病リスクも非喫煙者に比べて2.9倍も高くなるという調査結果もあり、喫煙は全身に害を及ぼすものとして認識しておきましょう。

女性の肌を汚くするたばこ

女性には特に気にして欲しいのが、たばこが肌に与える影響です。喫煙することでビタミンCが破壊されるため、ビタミンCが関わるメラニン生成の抑制や、コラーゲン生成の促進が損なわれてしまうのです。結果的にシミやシワが増え、喫煙しない人に比べて数段老けた印象になってしまう結果になります。
高い化粧品を買ったりエステに通ったりしているにも関わらず、たばこを吸っている人は矛盾した生活を正すためにも今すぐ禁煙を考えてみましょう。

記事まとめ

たばこは体に悪いと解っていてもなかなかやめられない人は多いですが、ニコチン依存症になっているため、自分の意志の力だけでは禁煙はできない状態だということを自覚しましょう。免疫力が更に下がる60代をそのまま迎えると、健康への害は更にアップ。
がん、急性心筋梗塞、脳卒中といった三大疾病にかかるリスクも大きくなるばかり。今は病院に禁煙外来なども設置されているので、なるべく早く相談し、しかるべき治療を受けて50代のうちに禁煙しましょう。

参考サイト

ニフティニュース